- ぜんじょう
- I
ぜんじょう【前条】前の条項。 前のくだり。 前項。IIぜんじょう【染浄】〔仏〕 煩悩(ボンノウ)に汚れたことと汚れぬこと。 汚れたことと清らかなこと。IIIぜんじょう【禅定】(1)〔仏〕〔禅と定。 「定」を梵 samādhi の訳語「三昧(サンマイ)」とする説と, 梵 dhyāna の訳語とする説がある〕精神をある対象に集中させ, 宗教的な精神状態に入ること。 また, その精神状態。(2)富士山・白山・立山などの霊山に登り, 行者が修行すること。
「立山~申さばやと存じ候/謡曲・善知鳥」
(3)〔霊山の山頂で修行したことから〕山の頂上。 絶頂。IV「この山の西の方より黒雲のにはかに~へ切れて/義経記 4」
ぜんじょう【禅杖】〔仏〕 座禅のとき, 修行者を覚醒させるために突く棒。 竹などで作り, 先に布などを巻く。Vぜんじょう【禅譲】(1)中国で易姓革命の思想から, 天子がその位を世襲によらず, 徳のある者に譲ること。→ 放伐(2)天子が位を譲ること。 譲位。(3)権力の座を話し合いによって他に譲り渡すこと。VIぜんじょう【軟障】⇒ ぜじょう(軟障)
Japanese explanatory dictionaries. 2013.